長男、入品チャレンジ



前回の千駄ヶ谷では7連勝するも腹痛でリタイア。
今日7連勝券(&8勝1敗)を持って(正露丸は持たずに)あと1勝の昇段(入品)をめざす。
私は次男の駒桜こども初心者将棋大会の付き添いのため、長男一人で千駄ヶ谷へ。
入品したら電話がくるだろう、しかし、いくらたっても連絡はこない。そんなに甘くないか。。


次男は連敗即予選落ち。
失意のまま、おそらく入品を逃したであろう長男を応援にと千駄ヶ谷に到着。
聞くと入品の一番はやはり。。


初●


初リーチであがれるほど甘くはないか。。
先日の7連勝後、ちょっとうかれ気味だったので、
正露丸」にちなんで「今日は『い〜い薬』になった」
などと早くも敗戦ブログのネタを考えていたのだが。。その後、


1○ 1○ 1○ 1○


4連勝で12−2。あれよあれよと2回目の入品リーチ。


相手は、、初段のご老人(おじいちゃん!)
中学生あたりの手強そうなお兄ちゃんを想定していたが、、、いやいやしかし油断大敵。


私は緊張して少しはなれて観戦。
序盤、明らかにおじいちゃんが「しまった」という表情をし、頭を抱える。
盤面を覗くと確かにしまった局面になっている!しかも何か笑って話しかけている。
優勢。う〜ん緊張感のない一番で顔もゆるむが、、いやいやしかし油断大敵。


勝勢になり、私はなぜかその場を離れたくなり、外で座って待つ。
すると認定カードを持った長男が笑顔で近づく。


初○!


入品できたのだ。じーん。


小1の夏に初めて千駄ヶ谷将棋会館を訪れ、ちょうど丸2年。
念願の道場・入品(初段昇段)を達成することができた。
→昇級・昇段記録
昇級昇段履歴・長男【将棋会館道場】 - 将棋三兄弟の日記


数々の先生にときに優しくときに厳しく指導していただき、
同じ目標を持つ仲間との出会いがあり、笑いあり涙あり対局にもまれ、触発を受け、
パパ・ママ友に励まされて、今日一つの目標を達成することができました。
みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。




昇段(入品)の約束どおり、今夜の長男の夕飯はいくら丼大盛り。
終始にやけ気味で嬉しそう。


長男に「入品記念対局をパパとしよう」と持ちかける。
駒を並べる際、思いがけず「王将」を長男に持っていかれる!!初めてのこと。
そうか私は1級。完全に抜かされた。。
親に対する敬意というものがないのか!とちょっと腹がたったが、嬉しくもあった。


P.S.
道場の手合カードには、赤で波線が引かれ「入品」と書いてあった。
やはり初段になることは入品と呼ぶようである。