指輪物語(1)

このあいだ、結婚指輪を売った。


本当は思い出したくないのだが。。。


私は結婚をしてからずーと指輪は外さない主義だった。
理由は、つけたり外したりして、無くしたり見つけたりするのが面倒だから。。


そんな私は、ちょうど1年くらい前に少し高いところで作業をしていた。
作業が終わり、何気なく飛び降りたときに悲劇が襲った。
指輪が突起物に引っかかってしまい、全体重が薬指の腹(内側)にかかった!!
そう、薬指の腹が指輪で切れてしまった!!(痛い話しでスミマセン。)


専門的にはリング・インジャリー(ring injury)と言うそうだ。
これがやっかいで指が腫れて、指輪がとれず、指輪を切るはめに。。


たまたま、すぐ近くに病院があったのはラッキーだったが、
専用のリングカッターがなく、その辺の工具箱に入っていたであろう
ニッパーとペンチで、それこそ力ずくで処置されたのはアンラッキーだったが。。


5針ほど縫うことになったが、幸い、骨や神経などには全く影響がなかった。
仕事上、少々キーボードを打つのに難があったくらい。


指はしばらくして治り、なんてことはなかったが、指輪はもとに戻らず。
無惨にカットされたその指輪は放置され、気がついたら1年が過ぎていた。
このままにしてもしょうがないので、かみさんに相談して(←ここが重要)売ることになった。


(つづく)