指輪物語(2)

結婚指輪を売ることになったのだが、初めての経験。
ふと入った店で見てもらったらPt1000はg(グラム)=3150円だった。
想定より安かったので思いとどまり、さらにネットで調べてみた。


すると、それなりに高く買取でき(4000円以上)、かつ状態不問で(指輪が切れててもOK)、実績があり、
重量×1g単価=買取価格」という支払いがシンプルな買取専門店を見つけることができた。
(だいたい、そういうところはセキュリティもしっかりしていて予約制だったりする。)


ついでに家の中で古いアクセサリー類も売ることにした。(といっても少々)
そういえば、、かみさんは結婚直後から結婚指輪を一切していない。
そこで
「(ママ)の結婚指輪も売ったほうがいいんじゃないの?」と聞いたが、
「・・・記念だから。売らない。」と不機嫌気味に断られた。
(そりゃそうか。。ちょっと軽はずみな質問だったか。。)


さて買取当日。
緊張してお店に入ったが、店員さんも普通に紳士で、買取額も理由をつけて割り引かれることなく、広告どおりシンプルに計算をしてくれて満足の買取だった。


Pt1000はg(グラム)=4080円。(単価は日々変動)
探せば、もう少し高く買い取る店もあったかもしれないが「自宅からの場所」や「安心さ」なども考慮したので、結果満足だった。


そこで、ちょっと驚いたのが「銀(シルバー)」が激安で、なんとg(グラム)=10円だったこと。
その店員さんは「そのうち『銀』はいわゆる『貴金属』から外されるかもしれないですよ。」なんてことも言っていた。


ふと 「銀が泣いている」 という阪田三吉の言葉を思い出した。


(つづく)