たとえ弱点があっても



以前にも紹介した本から抜粋

3年生の1学期から少年団に入った子どもがいました。 サッカーは初心者で、最初の1年間はインサイドキックもできなかった。足が速いわけでもない。でも4年になったら、どこからかビュッと現れてインターセプトするようになったそうです。非常にポジショニングがいいわけです。その子のことをほめたら、本人がこう言ったそうです。 「コーチ、僕ね、足が遅いから、いつも相手のプレーを見て、先を読んで誰よりも速く動こうと思ってるんだよ」
(サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法/池上正)



いろいろ考えさせられ、勉強になった。


・たとえ習うのが遅くとも、たとえ弱点があっても、前向きであることの大事さ。
・弱点を克服できなければ終わりというわけではなく、自分のもつ他の良さでカバーができるということ。
・問題をきちんと認識し、自分自身で解決策を考え、きちんと目的を持って練習をするということ。
・途中でやめなかったというごく当たり前に思えるがとても大事なこと。
・こういう子をきちんと見て評価する大人(指導者)がいるということ。