ほめられた

夕方、めずらしく長男からメールが来た。


 「宮田先生に強くなったね。といわれた(絵文字付き)」


本当に嬉しそうだった。私も嬉しかった。
ここのところ、若干もやもやしていた長男(と私)だったが、
帰宅後に見える表情や言動からすると、一気にやる気があがったようだ。


めったに褒めない人に、そして一番褒められたい人に、思いがけず褒められた。
一言で人をここまで喜ばせてしまう。とてつもない力だ。


たくさん褒めて、たくさん喜ばせる人もいる。
たまにしか褒めないが、ものすごく喜ばせる人もいる。
人それぞれで、それぞれの良さがある。


この「褒めて喜ばせる」というのは、親にはとうていマネができない。
力ある人が褒めるというのは、もうそれだけでものすごい価値がある。
それが一字一句同じ言葉だとしても、
本当に力ある人の言葉と、そうでない人(私など)との言葉は明らかに違う。
改めて、プロ棋士の先生は本当に有り難くかけがえのない存在だと思った。