2011年 社団戦6月 親父戦

社団戦には三茶のキッズたちも他のチームから参加していた。
白熱した社団戦の端で付き添いで来ていた たく父さんと一局指した。


道場では私は1級、たく父さんは4級(※3級から6/27訂正)だが、それほどの差はなく、
毎回レベルは低いながらも拮抗したいい勝負?となる。


横歩取りの将棋になった。終盤の入り口、私は優勢を意識していた。
▲先手:私
△後手:たく父さん

この局面でなんとなく ▲2四銀 と打ってしまった。
逃げ道ふさいで、あわよくばつめろっぽいかなと。。
つめろじゃなくても王手で角が取れそうだし。。悠長な私。




しかし、▲2四銀 にバシっと △6六桂 を打たれて下図。

あーーー、これは取るしかない。
こんなやばい手があったのかーー。と悔やんでも仕方がない。。
ま、さらに桂馬も入るし、△7八角 のあとに詰ませばいいじゃん。と悠長な私。
(上級者はひと目、詰まないとわかるのだろうなぁ。。)




上図から ▲同歩 △7八角 で以下の局面になった。

あれ?なんか、あれ?・・・詰まない??え?
そのとき気が付いたのが邪魔駒消去的に ▲3三銀成 から ▲4五桂打
ただ、▲4五桂打△同馬▲同歩 で今度は詰まされてしまう。。
しかし、ここは級位者の将棋、相手の見落としに賭けた(せこっ)




祈りが通じて、▲3三銀成 △同玉 ▲4五桂 △4二玉!! ▲3四桂 △5一玉
で以下の局面になった。

さっきの▲4五桂 は実はある狙いも秘めていた。。ここで狙い通りの詰みがあった。








その狙いは「金頭の桂」。鰻王師匠の講座で始めに教わったその「金頭の桂」を狙っていた。
上図から ▲6一飛 △同玉 ▲5三桂不成!の順で詰んでいる。

最後の図までたどりつくのは奇跡に近い。見落としが不思議に重なってこそ表れた図だ。
仮に△5一玉が△4一玉だったら違う詰手筋になっていたし。。


お互いうっかりもたくさん指したが、気持ちのいい手もお互いに指せた。
いやぁ、級位者同士ならではの楽しい将棋だった。


決して勝ったからそう思ったのでは、ありません(笑)