2011年 京急小学生名人戦 〜二歩〜

こんなことがあった。


調子よく○○でB級予選を突破した次男。
今日は気合が乗っている。
午後の決勝トーナメントは、シード2回戦から。


対局開始。私は近くで観戦。
次男は慎重に序盤を進める。
よく集中している様子だ。
しかし、ふと気が付くと何かもめている様子。
相手が手を挙げている。


自陣に打った歩・・・どうも、それが 二歩 だったようだ。


無言でボロボロ涙がこぼれる次男。。
勝った方も気まずそう。。
審判の方も残念そうに説明をしている。


見ているのがつらい。けど仕方がない。


裁定が終わり、一人ポツンの残された次男。
泣きながら一人で駒を並べている。無意識か。
私は並べ終わるのを待ち、次男の肩をたたく。


人混みを避けるように一緒に会場を離れ、
どこかで座って休もうとうろうろしているうちに、
結局フロアを一周して会場に戻ってきてしまった(笑)


何も話さず、ただ一緒に歩いただけだったが、
次男も落ち着きを取り戻したようだったので、そのまま放流した。


反則はした方も、された方も、ギャラリーも、皆、残念な思いをするが、
息子のことを気に掛けてくれるパパママ友たちの温かい労いの言葉にありがたい気持ちでいっぱいになった。