2012年 社団戦 第1日目-4

社団戦 鰻支部参戦(5部)の第1日目。


4回戦目。ラスト対局。


●4回戦目


四間飛車が3回続いたが、今度の相手は中飛車


ゴキゲン中飛車の出だしから、私はバシっと▲5八金右!





「超急戦!」と思ったに違いないが、△5五歩▲4八銀!





肩すかし5八金右戦法?
とにかく「定跡知ってるもん勝ち〜」というのは、
級位者としては避けなければならない展開なので、
級位者なりの苦肉の策だ。


その後、こちらは玉頭位取り風に進める。
囲いが落ち着くまでは、ひたすら我慢。我慢。
そしたら、どちらも動きづらい局面になった。
下図は、△1三桂と端に桂を跳ねてきたところ。
なんとなく無理に跳んだ風に見えたので、





その狙いを咎めようと思って指し進めた。
しかし、64手まで進んでみると、
ときんができるのは仕方ないにしても、
相手の5筋の飛車は大いばりで、成功したとは言い難い。。


いまいちな手順だという実感はあったのだが、
しかし、具体的にどの手が悪かったのか。。家で並べ直してもわからなかった。
どこかで、角を使う▲6五歩みたいな手が必要だったのだろうか。。


いや、そもそもこちらは2筋からの突破で相手玉は遠い8筋
一方相手は5筋からの攻めで自玉は近い7筋。そりゃ分が悪いか。。


その後はさらに時間もなくなり、疑問手・悪手を連発し終盤の下図。
目をつぶって▲6一龍としたところだ。





お互い秒読みだから、何があるかわからない。
ここでは△7八金から簡単に詰んでいたらしいのだが、
秒読みの中△7九龍と相手が間違えて、勝利!
本日2勝目!チームも5勝2敗で、チームとしても2勝目をあげることができた!


ありがたいことに勝又教授も終盤観戦してくださり、
感想戦中に「ここは詰みがあったね。さてどう指す?」
とまるで子ども大会の時のように話しかけてくださった。


今思うと不思議なことだ。
普段観戦しているプロの方が逆にアマの対局場に足を運んでくれるのだから。
"プロ"をこんな間近に感じられる将棋界は素敵だ。


は!気が付けば、あと10日たらずでまた社団戦だ!
がんばろう!