将棋大会・親の心得(2)



先日に続いて「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法/池上正」より


【負ける=ダメというわけじゃはない】

例えば、「相手の足、本当に速かったよ」と子どもが言ったのなら、「ということは、走るのが速い方が得やってことやなあ」「どうしたら足が速くなるかなあ」というような話をすればいいのです。子どもはどの時点で速くなるかはわかりません。今は相手の方が速い。だから「君たちはダメ」というわけじゃない。「速くなる努力をしようよ。どうしたらいいかな」と。それでいいのです。
(サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法/池上正)

なるほど。「相手の足が速い」=「終盤が強い」 と置き換えるとよく理解できるな。
やはり「問いかけ」か。




【試合後につい感情的に子供を責めてしまう】

負けた試合の後、試合には勝ってもわが子の調子が悪かった時。
「なんであんなノーマークを外すわけ!?シュート練習が足りないじゃないの?」「こことここが悪かったよな。よく自分で反省しろ!」
そんなふうに、子どもに対して一方的に話しをしていませんか?
親は誰しも子どもがかわいいものです。だからうまくなってほしい。成長してほしいと思うのは当然です。でも、同じ愛情でも、与え方を間違うと子どもをつぶしてしまうことになってしまいます。
指導者の取り組みとしてお伝えした「子どもに問いかける」という作業は、親が子どもを伸ばす際にもとても有効です。
例えば、子どもがノーマークのシュートを何度も外してしまったとしても、何も言わずに「今日はどこがダメだったと思う?」と問いかけてみてください。もしかしたら、お子さんは「シュートじゃないんだよなあ、全部その前のトラップがうまくいかなかったんだよな」と考えるかもしれません。けれど、お母さんが「もっとシュート練習をしなさい!」といきり立っていると、もういけません。考える暇を与えられないので「うるさいな!練習すればいいんだろっ」と具体的な練習方法も考えず布団をかぶって寝てしまいます。
お母さんはシュートを決めてほしいという一心で言ったことなのに、わが子の胸の中では「うるさいオバサン」呼ばわりされている。そんな悲しい現実が、土・日の夜は日本国中のサッカー少年の家で繰り広げられているようです。
(サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法/池上正)

あるなぁ。三手詰めを逃すみたいなもんか。「もっと詰将棋の勉強しなさい」みたいに。
う〜ん「問いかけ」が大事か。


ちょっと前にけっこう売れた本のようだが、サッカーに限らず、子育て・習い事全般に共通するヒントがたくさんあるいい本だ。




サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)