2012年 社団戦 第2日目

遅ればせながら、7月29日の社団戦。


2局目の対振り飛車戦より。(便宜上先後逆。)


こちらは3七に桂馬を跳ねている。相手は△1五歩と弱くなっている端を攻めてきた。





上図から、私は ▲2四歩で下図。



△同飛なら飛車交換してまずまずだし、△同角ならば飛車と飛車の間に相手の角が入り、その角が動かしづらくなる。あわせて角筋から相手の角がいなくなるので、後の▲4五歩が厳しい手になると思った。用意していたわけではなかったが、端を突かれた時の▲2四歩はよく見る筋なので運良く思いつくことができた。
結局、上図から△同角▲1五歩△2三歩▲4五歩と進んでそれなりに満足できる展開となった。


終盤、以下の局面になった。
△6六歩と銀を取られたところ。手番は私。

秒読みだったが、上図から▲8一銀△9三玉▲8二馬△同玉▲7一飛成で下図。



とても気持ちの良い手順で寄せることができた。
▲8一銀を発見できたのは自分でも嬉しかった。
(相手の方はこの手を見落としていたようだ。△6六歩のところで馬を取られていたらわからなかった。)


これがこの日唯一の勝局で、第2日目は1勝2敗。
チームは0勝で残念だったが、個人として1勝をあげられたのは良かった。


P.S.
 この日は、同じ仲間のたく父さんが社団戦初勝利をあげ、鰻支部のみんなで喜びあった。
 ちょうど私は抜け盤でその瞬間を間近で観ることができて最高だった。


以上